クリムゾン レイヴ13

人は万能じゃありません。
けれど、足りないものを補って余りある事柄が人には存在します。
それはごく稀に「奇跡」と呼ばれるものです。

「くそっ!」
バンッ!
深夜、漣は届いたばかりの新聞を握りつぶして床に叩きつけた。その連絡が届いたのは漣が東京に戻ってしばらくしてのことだった。
『泰山死す。』
しかも、自分がそこを後にしてすぐのことであったという。頭部をぐしゃぐしゃに割られて死んでいたらしい。その周囲は聖気と瘴気のない交ぜになったものが澱み、とても人が寄り付ける有様ではなかったらしい。どうしてか言妖が結果以内に入り込み、泰山と激戦の末に泰山が破れた・・というのが言司の上のほうの判断だった。ただ、要だけはその結論に首を傾げている。
『光鞭が二種類放たれた形跡がある。』
光鞭は言司特有の武器だ。普通の言妖であれば、瘴気の刃を主に使用する。だからこそ漣には心当たりがあった。祖父、泰山を殺した相手に。
痲桐・・・・。お前とはきっちり決着をつけてやる・・・。
言司を纏める言衆はパニックに陥っていた。言司の中でも確実に一、二を争う実力の持ち主である泰山が明らかに暗殺によって殺されたためだ。泰山すらあっさりと殺してしまう実力の持ち主がもし自分たちを狙っているとするならば。言衆たちは自衛の策に努め、さらに周囲に注意を怠らぬように各地の言司に対して厳命を発したという。
自分たちのことよりも周りだろう。
漣はそう思わずにはいられなかった。言妖が活性化している今、本当に気をつけなければならないのは守るべき一般の人間のことで。すでに京都に本部を置いている陰陽師の連絡網は各所に強い結界を張ることを決定したらしい。恥ずかしいとは思わないのだろうか。同じ術を使うものとして出遅れている事実が。
新聞は、引退した老実業家・・泰山の変死と共にいくつかの猟奇事件を報じていた。やり口を見ればわかる。どれも言妖が関わっていた。
漣を苛立たせていたのはそれだけではない。
操・・・。くそ・・っ。
常につかず離れずある操の気配が今は全く感じられない。しかもかなりの長時間。こんなことは今までにないことだ。漣の中をいやな予感が駆け巡る。
くっそ・・・。こんなときに俺は手を拱いて見ているだけしかできないってのか・・!!
いても立ってもいられなくなって漣がコートを掴んだとき、携帯が鳴った。ディスプレイに表示された名前を見て首を捻る。
「・・・遙・・?」

薄靄のような闇が支配する部屋の中。操はいまだ言霊に縛められたまま皮のソファに横たえられていた。その顔の前の床に斎が片膝をつくように座っていた。己を激しく睨みつける操の顎を取ると、斎はその瞳を間近に覗き込んだ。
「気の強い女は好きだが・・・ここまで来たら大人しくこちらについたほうが得だとは思うがな。」
操は何も答えない。否、答えられないのだ。斎の言霊はいまだ彼女を縛り付けていた。声を出そうにも声が出せない。
「『解』」
斎の言霊に呼応して急に喉が自由になり、操は勢いよく咳き込む。
「が・・・っげほっ・・げほっ・・。だ・・れが・・あんたたちなんかに・・。」
喉から搾り出すように言いながら操はなおも斎を睨みつけた。その操の視線を無表情に受け止めると、斎は操の頬に触れてじっとその瞳を覗き込む。
「そんなにあの男がいいのか?」
「あんたに関係ないでしょ。」
吐き捨てるように言う操の顔をじっと斎は見つめ、唐突にその唇を塞いだ。
「ん・・・!?んん!んんうーー!!!」
動きそのものを封じられた操は際の唇を跳ね除けることができない。必死に目を見開き、くぐもった叫びを発するのに遠慮なく舌で唇の中を蹂躙されていく。好き勝手に口内を這い回る舌を噛んでやろうとも思うが考えを読まれたか頬を押さえられてはそれもままならない。余すところなく口内の粘膜を舐め、唾液を啜り、歯の一本一本、裏顎や舌の筋まで嘗め尽くされたところでキスと言う名の口内陵辱は一旦終了を見た。
好き放題した相手を睨みつける操のセーターに斎は無表情に手をかける。
「い・・やっ!いやっ!何すんのよ!やめて!」
大声で叫ぶ操など気にも留めないかのように緩いセーターを首元からずり下ろしていく。もともと肩を出すような緩いセーターは簡単に引き摺り下ろされ、ブラジャーなどつける習慣のない双球は、簡単にそのはりのある姿を露呈してしまう。
「いや!!やだっ!漣!れーーん!!!」
操の叫びに斎が耳元で囁く。
「諦めろ。どうせ逃れられはせん。それに、その男の名は聞きたくない。『黙』」
斎の言霊に再び操の言葉が封じられる。激しく己を睨みつける操の視線を受け止めながら斎の唇が笑みの形に引きあがる。
「そうだ・・・そうやって憎悪に身を任せるがいい。自ら俺たちに染まる手伝いをしてくれれば手間も省けるというものだ・・。」
斎の言葉に悔しげに操は視線をそらした。その反応に僅かに唇を歪ませて斎の片手が剥き出しになった胸へと伸びる。形の良い膨らみに触れ、ゆっくりとこね回しながら再度口付けを落とす。もはや操は完全に動きを封じられている。まるで人形のように口の中を蹂躙され、白い肌に舌を這わされていった。時折刻み付けられる紅い印はまるで所有の証のようで。葉霊である操は言妖である斎に触れられるほどにその手に快楽と背中合わせの寒気を感じることになる。小さく身を震わせる操の黒いジーンズに手をかけて斎は操を地獄へと突き落とした。
「『感じよ』」
斎のその言霊に操の目が大きく見開いた。ジーンズを下着ごと引き摺り下ろすと薄い茂みに隠れた秘唇が姿を現す。その秘唇には手を触れず、再び胸に触れると目に見えてわかるほどに操が震えた。
「あ・・ああう・・っ!」
背筋を這い登る耐え難いほどの快感。それが操の体を支配していた。胸を揉まれ、先端を摘まれ、白い肌に舌を這わされ、そして吸われる。その度に気が狂いそうなほどの快感が操を苛み、切ない喘ぎを漏らさせるのだった。
いや・・こんなのいや・・・・。葉妖になんてなりたくない・・。漣・・。
愛されないのはわかっていた。それでも、漣の傍にいて、時折清められるだけでも満足だった。なのに・・・。
葉妖になんてなったら・・漣・・傍にいられないよ・・。漣・・・。
心ごと体を侵食しようとする瘴気が生み出す快楽に必死で抗おうとする。必死に漣のことだけを思い浮かべる。そうやって意識を繋いでおかないと、すぐにでも瘴気に染まってしまいそうだった。
魂まで他人の言霊に縛られたりしない!
操のその決意を知ってか知らずか、斎は胸を弄っていた唇を離し、薄い笑みを浮かべると次の言霊を紡いだ。
「『足を開け』」
い・・いや・・・・!
操の葉霊としての能力は、決して斎に劣るものではない。ところが、今回ばかりは曰と二人がかりでかけられた縛めが操を苦しめていた。
こんな・・・こんな縛め・・斎だけだったら振り払えるのに。
震える足が、どれだけがんばっても少しずつ開いていく。
「ほう、まだ抗うだけの気力はあるか。」
にやりと笑いながら斎は、操のその様子を特別焦るでもなく面白げに見ていた。
・・・悔しい・・・!
少しずつ、少しずつ、操の秘められた部分が斎の目の前に露にされていく。目の前に暴かれた美しい襞に顔を近づけ、斎の揶揄が操に飛ぶ。
「葉霊も結局は淫乱な女だな。もうぐっしょりだ。」
い・・いやああ・・・っ!!
これだけ感じて濡れないわけはない。わかっていても悔しくて仕方がなかった。
「心配しなくてももっと濡らしてやる。快楽に沈めて・・あの小僧のことなど考えられないようにしてやるよ。」
そう言った斎の指が秘裂をそっと押し開く。それだけで腰が震えた。
ねちゃ・・・
濡れそぼったそこから淫猥な音が響き、熱を持った粘膜が空気に晒されるのがわかって操は固く瞳を閉じた。それでも、そこがじっと見つめられているのがわかる。
漣・・漣・・・
やがて、快楽の芽に緩く斎の指が触れ、隠された肉芽を剥き上げる。
「ふ・・・ふあぁうう!!」
それだけで仰け反るほどの快楽が齎され、操の背中が震えた。
「この分じゃ・・そのうち狂うかもな・・・。」
くすりと笑って呟くと、斎は操の快楽の芽を指で摘んで揉み解しながらその太腿に口付け、吸い上げて痕を残す。
「あ・・あぐ・・ふ・・ふぁ・・・」
涎をたらさんばかりにして操が喘ぐのを楽しむようにしながら蜜をしとどに垂れ流すその入り口に口付け、大きな音を立てて吸い上げた。
「うまいぞ。あとからあとから溢れてくるからとても俺だけでは飲めんがな。」
斎の揶揄に操の瞳から涙が溢れる。その操に構うこともなく膣を指でかき回し、クリトリスを遠慮会釈なしに舐め上げて吸い尽くす。余りの執拗さに綺麗なピンク色だった肉の芽は鮮やかな紅に変わり、倍ほどにも腫れ上がった。
「はぐぅ・・ん・・んあ・・・。」
指が内壁を探り、抉るほどに操の体は震え、確実に絶頂を近づけていた。
も・・もう・・だめ・・・。
脳裏に漣の顔がよぎる。
漣・・・漣・・
ちゅうっと勢いよく斎が操のクリトリスを吸い上げ、指が激しく中を突き上げた瞬間。
「うがぁうう・・・っ!」
くぐもるような悲鳴をあげ、操が弓なりに仰け反るとその体ががくがくと震え、勢いよく溢れた蜜が斎の顔を汚した。
「・・いったか。」
ぐったりと荒い息をつく操の顔を見ながらにやりと笑って斎がその身を起こした。何時の間にかスラックスの前はくつろげられ、硬くそそり立った剛直が天を突いて立ち上がっていた。
「操。俺のものになれ・・。」
くちゅ・・・
斎の囁きに必死にいやいやと弱弱しく首を振ろうとする。その瞳からは絶え間なく涙が溢れていた。が、それに構うことなく剛直を操の濡れそぼってひくついている襞に押し当てる。
いや・・いや・・・!いやあっ!!
叫びは言葉にならない。そして。
ずちゅ・・っ!
固く太い男根が、操の体を一息に引き裂いた。
「・・・!!!」
同時に、狂うほどの快楽と、寒気と吐き気を誘う瘴気が一気になだれ込んでくる。
「う・・うが・・あう・・・ぁ・・・。」
斎が腰を突き入れるたびに操は苦しげに喘ぐ。が、その体は確実に快楽を受け止め、蜜を溢れさせていく。
く・・苦しい・・・寒い・・気持ち悪い・・・
体の中心に打ち込まれた杭は、確実に操を瘴気で侵食しようとしていた。余りの苦しさにパクパクと金魚のように口を開き、白目を剥きかける操の唇を容赦なく斎が塞ぎ、胸を揉みしだいていった。どこにも逃げ場がない。そんな追い詰められたセックス。
漣・・・
それでも操は漣の残像にしがみ付き続けた。
「さて・・そろそろ・・1回目を出させてもらうか・・・。」
「ひぐ・・ぎ・・」
激しくなる腰の動きに操は荒波に揉まれる木の葉のようにその華奢な体を揺さぶられた。荒く深く、斎は確実に操を犯し、汚していく。やがて・・。
「受け取れ・・くぅっ・・。」
斎が最初の白濁を操の胎内に放出すると同時。操は、失意の中、その意識を手放した。

春は・・遠い・・・。
そんなことを考えながら遙は庭の立ち木を見ていた。草木世の屋敷の中庭は、まるでスペインのパティオのようなつくりをしている。赤茶けた煉瓦を敷き詰めた庭に、今は葉の一つもつけてはいない広葉樹。オーバーの前を掻き合わせるようにしながら、遙はどんよりと曇った冬の空を見上げていた。
漣・・・。
祖父を失ったばかりの漣の悲しみはいかばかりか。
なんて・・言おう・・。
それだけでもなんと言っていいかわからないのに、さらに別の話もしなくてはならない。そちらの話は、遙自身初めて聞く世界で、信じがたいものであった。自分でも信じられないものを、どう説明しろというのだろう・・。もちろん、説明は母がしてくれるだろうが、今だって遙の頭の中はぐちゃぐちゃだった。
漣が・・・言司・・・?言霊を操る一族・・?
『遙・・今から言うことをよく聞きなさい。』
そう言って母が自分に向かって改めて話し始めたのは、今まで自分が全く触れたことのない世界だった。まるで最近はやりのファンタジーのような。
言霊という言葉に秘められた力を操る言司の存在。漣の一族はその長で、漣も例外なく言司であること。葉霊について。そして、敵である言妖、葉妖。漣の不完全さ。そして・・・。
「あたし・・・・が・・・?」
思いもよらなかった事実に遙は我が耳を疑った。
・・・どうしよう・・。
どうしようもないのだが、今はともかく漣に傍にいて欲しかった。祖父が亡くなったのだ。漣が忙しいのはわかっている。だが、漣がこの件でここに来なければならなかったのは遙にとってはありがたいことだった。
「漣・・。」
遙がそっとその名を呟いたとき、後ろで気配が生じた。それまで全く関わりがなかった遙に、その気配を察知しろというのは全く酷な話である。後ろから長い腕に捕らえられるにあたって、遙ははじめてその存在を知った。
「きゃあっ!誰!?」
「全く無用心だねえ。そんなんじゃ簡単に浚われちゃうよ?」
聞こえる声に振り返ると、そこには見たことがある顔があった。
「黒葉・・先生・・?なんで・・ここに・・?」
「君を迎えに来たのさ。葉山の孫が来る前にね。」
にやりと笑う黒葉・・・曰になぜか寒気を覚えて遙はその手を振り払おうと体に力を込めた。
「いや!迎えに来るならなんで玄関から来ないのよ!!」
「やだなあ。そしたら連れて行かせてくれないだろ?」
遙に今の状況は全く飲み込めてはいなかった。目の前の曰が言妖であることも、話を聞いたばかりだというのに思い当たらない。当たり前だ。遙の常識にまだ言妖は存在しないのだから。
「いや!!離して!」
「そう暴れないでよ。他の人がきちゃうだろ?さあ、行こう。」
曰が遙をしっかりと捕まえ、その体がまさに闇に溶けようとしたその時だった。
「『離せ』!」
遙が最も聞きたかった声と共に、4m近い塀を軽々と飛び越えてその人物は草木世の中庭に降り立った。
「くっ!」
強力な言霊の前に曰は遙を抱えることを諦めて慌てて距離を取る。よろけるように曰から離れた遙を、漣が抱えるように庇った。
「いい度胸だな?こんなとこまで出向いてくるとはよ?家庭訪問にしちゃ時期はずれじゃないか?」
「僕は教育熱心でね・・。」
にやりと笑いながら漣との距離を測り、曰は身構えた。刹から葉山の孫は不完全な状態だと聞いている。もしそうなら、漣は自分でも片付けられるかもしれない。斎がてこずったとは聞いているが、何、あの男は操のことがあるから変に手が出せないだけに違いない。
動いたのは曰が先だった。
「『縛』!」
言霊を飛ばし、漣を束縛してから甚振ろうとその手に闇の刃を出す。ところが。
「『解』!!」
鋭い言霊に己の言霊が弾き返されるのに曰が目を見開く。
キィーン・・
振るった闇の刃は左手の光る盾に弾き返され、漣の身には届かない。
何・・!?
「『戒!』」
曰が面食らっている間に漣の言霊が飛ぶ。
「なんの!!『溶』!」
闇の靄のごとく漣の言霊を浸食しようとする曰の言霊が、漣の言霊が放つ光に徐々に消滅させられ、がっちりと捉えられてしまった。
「な・・に・・・?」
ここに至って冷汗を掻く曰の前に漣が氷の如き表情を浮べて立ちふさがる。
「操はどこだ?」
「ふん!何のことだ!」
「とぼけるな。『操の居場所を言え。』」
「う・・ぐぁ・・・。」
それは、強烈な強制力だった。魂を徹底的に陵辱され、掻き乱される。混濁した意識の中で、曰は漣の問いに全て答えてしまっていた。操の居場所。泰山を殺した相手。そして・・・。
「痲桐の目的は何だ?」
「葉山を完膚なきまでに滅ぼし・・・裏からこの国を思うがままに操ること・・・。」
「・・・馬鹿が・・・。」
ぎり、と漣が奥歯を噛み締めた。言霊の強制力を持ってすれば、それは決して難しくはないことだからだ。
「残念だな。だが、それは俺が許さない。そして、お前がそれを痲桐に伝えることもな。」
「ひ・・。」
漣の意図を読み取って、曰は顔を引き攣らせて暴れようとする。
「た・・助け・・なんでもするから・・助けてくれ・・!!」
「ばぁか。誰が。『滅』!」
漣の言霊に呼応して、曰が苦悶の表情を浮べ、もがき苦しみ始める。
「う・・うが・・が・・ぎぐ・・ぎゃああああっ!!!」
断末魔の悲鳴をあげ、それは徐々にその存在を失った。
「楽にいかせるかよ・・。」
漣の呟き通り、徐々に・・徐々に、内側からその姿が溶けていく。
「た・・たずげ・・がう・・・うごぉぉおおおおおおおああああああ・・・・!!」
地に響くような絶命の叫びを遺し、曰であったそれは、跡形もなく消滅していった。
「俺・・どうしたんだろう・・・・・・。」
己がしたことでありながら、曰が消えた後を呆然と見て漣が呟いた。今まで、これほどに立て続けに綺麗に言霊が通じたことはなかったのである。曰との実力の差もあるだろう。だが、今まではどんなに努力をしても相手を滅することができなかったのだ。
いったい・・・。
自分の変化に戸惑い、漣が己の右手を見たとき、背後から声が聞こえた。
「あ・・・ああ・・・・・・。」
震える声に気づき、漣が振り返ると、そこには涙を流して地面にへたり込みがくがくと震えている遙の姿があった。
やべ・・・。
漣がすべて遙に見られていたことを察し、いつものように記憶を奪おうと歩みかけたとき、遙が呟いた。
「今のが・・言妖・・?やっぱり・・漣は・・本当に、言司なんだ・・・。」
「お前・・知って・・・。」
驚愕した漣が歩みを止めると、そこに新たな人影が現れた。遙の母、由美子である。
「漣君・・・・遙・・入りなさい。全て、私が説明しましょう・・。」

前へ 次へ

このページのトップへ