「kissxxx」作者&プロダクション社長座談会
「アリに噛ませる」ってオナニー方法があるそうですね・・
『「役者くらら」にもっと触れたい』

4月5日某チャットルームにて
(ほんとにこんなタイトルでいいのか・・)


彩音 > 今回はくららちゃんをお貸しいただきましてありがとうございました。まだまだ撮影は続いておりますが(笑)(ていうかまだ2話だし(笑))
池かなた > こちらこそうちのくららがお世話になっております。こっちから質問しちゃってもいいですか?
彩音あい、どうぞ
池かなた > 今回、くららちゃんを起用することになった、動機……みたいなことがあれば、お聞きしたいんですけど。やっぱ、胸 ですか?
彩音 > 単純にね、ファンなんです。池様の作品最初に読んだのは実は「陵辱」なんですが・・(笑)私ですね、非常に申し訳ないことにあちらのサイトは通いつめててもやまたのほうは何度か覗いただけだったんですよ。で、池様にうちに来ていただいたじゃないですか?そのときにね、再度改めてお邪魔してじっくりとPRを見てて・・「ああ!これ書いた人やん!!」と。←馬鹿
で、それから当時掲載してらっしゃった作品をじっくり読ませていただいて、むちゃくちゃ悔しくて(笑)

池かなた > ああ、じゃあ『綾子〜』の江里香ちゃんの。 ほえ、悔しいというのは。
彩音 > 「この人絶対男性なのにあたしより女の子書くのがかわいらしい!!」って(笑)しかもくららちゃんがむちゃくちゃツボだったんですよ。胸じゃなくて「女の子」って言う部分?「聖女」て言ってもいいかなあ・・。そういう部分。 だから、あれでくららちゃんを起用しようと思ったのは「使うならくららちゃん」と思ったのと、「くららちゃんで『女の子』を描いてやる!!」と(笑)馬鹿ですねー。実力見てものをいえと言う感じですが(笑)
池かなた > 「聖女」みたいなところは、自分でも意識しないではなかったんですが、そう言われると嬉しいですね。「かわいい」とか。自分では、どのくらいリアリズムを出せているだろうというのは、不安だったんですけど。もう設定からなにから、思い切り「男のファンタジー」じゃないですか。「こんな女いねーよ!」みたいな。 ああ、それは嬉しいかも。<「くららちゃんで『女の子』を〜
彩音 > 確かにファンタジーなんですけどぉ。「女の子のこういう部分って絶対誰でも持ってるんだよ。」みたいなとこを余すとこなく書いてるんですよねえ。くららちゃんに限らず。すっごく羨ましいなあと思って。もともと負けず嫌いなので・・(笑) 嬉しいですか?なんだかその割にちっとも書けてないので申し訳ないなあ・・とか思ってたり。
池かなた > 「〜こういう部分って絶対誰でも〜」というところは私も意識していたので、 というか、『〜いっしょ』のくららちゃんと、素の(役者の)くららちゃんは違うんだよ。本当はもっと当たり前の女の子なんだよ。
素のくららちゃんを「見ながら」バランスを取って書いていった部分があったんで彩音さんがいうような部分が描かれていくのなら、彼女のもうひとつの……というか、たくさんある面の新しいひとつにスポットを当てられる訳じゃないですか。

彩音 > それはプロフのインタヴューでもご本人がおっしゃってますねえ(笑)<素のくららちゃんと〜
池かなた > 書き手の立場で言えば、やまたのスターシステムは、そうした人間的な深み……「物語の道具」だけではありえないキャラクターの存在感を描き出すことが目標といえますからね。
彩音 > 逆に「彩音でしかできないプロデュース」ができたらいいな、と思ったんですよね。せっかく「役者」さんをお借りしたので。もともと芝居やってたので、そういうところやっぱ考えちゃいました。だから逆に簡単に脱がせるようなものは書きたくなかったし。
池かなた > ああそうなんですか! そうか、だから分かってもらえたのかな。 役者……とくに舞台の役者って、脚本の役を演じるのと同時に、自分自身をイタのうえにのっけるわけじゃないですか。
彩音 > そうです。まさにそういう感じです。
池かなた > これはお客にしてもそうで、「あそこにいるのは、物語のジュリエットでもあるし、同時に役者彩音でもあるんだ」 ふたつの存在を重ねて見て、しかも両方に感情移入している。これがね、できたらと思ったんですよ。 ずっとひとつの舞台をおっかけてた時期があって、多分それがやまたにスターシステムをひくことになった、最大の動機で。ていうか、スターシステムをもっとも用いた手塚治虫も、熱心な宝塚ファンなんですよね……。やっぱそういうことなんだなあ。
彩音 > 役者にしたら「演じながら観る」という部分もありますです。だから「観せる」こともできる。みたいな。だからなおさら、「役者くらら」にもっと触れたい部分もあったりして。演出家としてはですね。
池かなた > そっかー、役者やってたひとに拾ってもらえたのは、これはラッキーでした。本当に嬉しいなあ。
彩音 > いやいや・・脚本や演出としてはどがつく素人です(汗)だからほんと、「もっとかわいく見せられるのに!」と思うことが多々・・・(滝汗)
池かなた > 脚本は私も完全な素人ですよう。演出も、いっかいCMのコンテを切ったくらいだし。<素人だな。 まして役者……(ああ、中学生の時に……)実際、舞台のうえの役者さんの存在感には、百万言連ねても、「ちくしょうっ、かすりもしない!」ってのが実感です。
彩音 > ちょっとかじっただけです(汗)大したもんじゃあないですよう。CMのコンテなんてすごいじゃあないですか!・・・って池様プロでらっしゃった・・・。 素晴らしい人は台詞吐かなくても立つだけで場の空気を支配してしまう人いらっしゃいますからねえ・・。<存在感
池かなた > いろいろかじっているだけで、どれもろくなもんじゃないですからねえ。
彩音 > ・・・それを言えば私も一口かじっただけですぅ(@@)
池かなた > しかも、そのひとひとりだけでなく、周囲の役者もどんどん引っ張られてうまくなっていく……。初日より、2日目。2日目より3日目……ああ、舞台はいいなあ。そのへんはじゃあ、お互いさまってことですね。おたがい「ひとくち」同士、がんばりましょう。
彩音 > ほんと、舞台はいいです。あの臨場感はテレビのドラマなんかではまたありえないものですしねっ。 池様の一口と私の一口じゃあアリの一口と熊の一口ぐらい違う気もしますが・・(汗)がんばらせていただきますです。
池かなた > いつかねえ、 まだ架空の存在だとしか思われていない、やまたの役者たちで、本物のミュージカルとかできたらいいなあと思っているんですけどね。
ああ「アリに噛ませる」ってオナニー法があるそうですな……。<熊じゃちょっとね。

彩音 > ミュージカルですか!いいですねえ・・。すごく壮大な企画ですな。
・・やっぱり痒さを狙ったものなんでしょうか?(笑)<アリにかませる

そう言えば私も池様にお伺いしたかったことがあるんですが・・。

池かなた > 色々ねえ、やりたいことはあるんですけどねえ……。「あくにゅ会」とか「3Dライブ」とか。とりあえず、彼女たちに声をつけてあげたいな、と。まだ予算がなくて、アフレコの企画組めないんですよ。これもアルバムディスクが売れないと……
はい? BWHは秘密ですよ?

彩音 > 声かあ。やっぱりプロの声優さんとかけっこうお金かかるでしょうしねえ・・。実際プロの声優さんにアフレコ頼んで自サイトにのっけてらっしゃる作家さんいらっしゃいますし・・・。
ちっ。スリーサイズはだめですか(笑)  私が「書きたい」といったときにやっぱり多少の不安みたいなものはあったのかなあ・・と・・。い・・今でもおありだとは思うんですけどっ。
「自分のとこの女優が崩される」みたいな不安ですね。
池かなた > コネクションはなくもないんで、予算さえ組めれば……なんですけどねえ。
そういう不安はなかったですね。<崩される

役者ですから、いろんな役は回ってくるでしょうし、特撮でどうしようもないシチュエーション以外は、なんでもオッケーだと思ってますよ。
これはお預けする相手がどなたであっても同じコトなんですが、お預けするからには自由にやってほしいし、その結果、万が一あまりにも「しょーもない」ものができてしまっても、それも役者の肥やしでしょう。
次の作品で挽回すればいいんです。

彩音 > ・・・なんか今、すっごくほっとしました(笑)
池かなた > いやいや、これはあくまで全般の話で。私個人としても、誰かが私のイメージと違うくららちゃんの使い方をしたとしても、それを超える面白い作品を彼女の主演で新たに書けばオールオッケーだと思ってます。そういう意味では、彩音さんにも「池かなたの描くくららなんて、ちょろいぜ!」くらいの気持ちでやっていただければ、これはとっても嬉しいですね〜。
彩音 > 同じ土俵で喧嘩できないから違う土俵を用意したと言う噂もありますが(笑)でも、書く根底に「池かなた作以上の女の子!」があるのは間違いないですねえ。気概がないと何も書けないと思ってるので・・。それがどんな大先生が相手であっても。
池かなた > 主催者としては、ぜひ『Kiss〜』を話題作にしていただいて、うちのアルバムディスクもついでに話題になって、バカ売れしてくれるのが望みでありますが。
あっはっは、“大”なのは態度だけですから、そのへんは大丈夫ですよ。<大先生

彩音 > ・・・私のサイトの知名度じゃそれは無理かと・・(汗)
そんなことはないですよう。<態度Lサイズ
池かなた > いやいや、まだまだこれからですよ。うちなんか、あしかけ5年かかってようやくここまでですから。
もっと違うもんが“大”なら、違う人生だったかもしれませんが……(遠い目)。

彩音 > がんばります。表より裏の方がお客さん多いんでなんだかなあと言う感じではあるんですが(笑)とりあえず更新速度を上げてお客さんを増やす努力を・・(笑)
池かなた > まあ、あまり無理しない範囲で、楽しく参りましょう。
彩音 > とりあえず趣味の範囲なので(笑)うまいことそうしながら文章がうまくなったらいいなあ・・とか虫のいいこと考えてますが。
池かなた > 絵と同じで、うまいひとの模写から入るってのが楽かも。
田中芳樹のマネ文とか、平井和正のマネ文とかひところできましたね。

彩音 > 模写、ですか。昔そういうことやっててもろ言われたことあります。「真似でしょ」って。ざくぅときてそれ以来やってません・・。田中芳樹とかすごい好きなんですけど。
池かなた > 芸風にしちゃえば問題ないと思うけどなあ。今回は『少年探偵団』のパロ! とか。
彩音 > なるほど。そういう手がありますねえ。<パロ
池かなた > もっと言ってしまえば、「オリジナルとか個性なんてないんです」。基本に忠実なことだけをしっかりやっていけば、個人はそれぞれ違うんだから、個性なんて勝手に湧いてくるもので、それまではオリジナリティなんて考えなくていいと思います。「げーじゅつぶんがく」やってるんじゃないんだし。
彩音 > あ、それは私も思います(笑)大概誰かがやり尽くしちゃってるだろうし。だから今はインプットとアウトプットを自分の感性に従ってやってるのみ・・でしょうか。でもそれじゃ多分いけないんでもっとインプットを増やさないと・・。基本って確かに大事ですよねえ。文章の書き方って小学生のときに習うのに今そういうの思い出せなかったりしますし。
池かなた > 絵なんかの映像に比べて分かりづらいし、明文化はされてないですが、文章にも「読むひとに快感を感じさせる原則」みたいなものは確実にあるんですよ。それはもう、方程式のように決まり切った方法が。
彩音 > ふむふむ。でもそういうのってきっと教わってわかるもんじゃないんでしょうねえ(苦笑)文章って言うものの性質がそうですし。
池かなた > テクニカルな文章を書く新城カズマも「およそ映画のカメラワークの大半は、文章の表現手法だけで再現できる」という趣旨のことを言っていましたし。<もちろん私も同意見です。 そうでもないですよ。例えばカメラワークに関して言えば、人称と語尾の使い方だけでいろいろできます。
彩音 > なるほどぉ。やっぱり勉強あるのみだなあ・・。カメラワークを文章の表現手法で、というのは実際かなり最大目標ではありますね・・。遠いですが。
池かなた > 余談ですが、最近になってうちの子たちのカタログページのカウントを取り始めたんですよ。
彩音 > そうなんですか?じゃあ私はくららちゃんのしょっちゅう見てるのばれちゃいますね(笑)
池かなた >  なんかほかの「おはなし」とくらべても信じられないくらいのカウント数を取っていて、今日のカウント数で言えば、『くららちゃんといっしょ』の10倍からの数字を稼いでいるんです。そういう意味でも、うちのスターシステムはけっこう、注目を集めているようなんですよ。ちゃんと調べてみるまでこっちも不安に思いながらやってた部分はあったんですが……。いまは「ここを押していけばいいんだ」と割と自信持ってます。
彩音 > それはすごいですねえ・・。私もよく見ますけど・・。あのトップの絵から飛んでとか・・。
女の子が実像を持ったほうが確かに親しみは湧きますよね。プロフィールとかしっかりとしてて。「全部架空」というよりもはるかに。

池かなた > ちょっとオタク向けのメディアとしてはどうかって不安は残るんですが、私個人としては、彼女たちをどんどん現実に浸食させていきたいんです。
彩音 > ネットアイドルの一つのカテゴリのようなものと割り切っていけばいいんじゃないかなあという気はしますです。そこに確かな存在感があれば「ファン」もついてくると思いますし。・・えらそうですね(汗)すみません。
池かなた > あとは、アルバムディスクのカタログページも予想より遙かに多いカウントで、「ああ、商品が待たれているんだな」という確信を得ました。あとは出すだけなんですが……<それがなあ……
彩音 > 私も待ってまーす!<アルバムディスク
池かなた > いいえ、そう仰っていただけると心強いです。<ネットアイドル〜
ううっ、アルバムディスクもがんばります。

『女神様の初恋』、なんかいろいろ直すところも多そうで、ちょっといま尻込みしているんですよね……商業誌ではできなかった、架空世界らしい部分を増強しなきゃってのがあって、たとえば、辰巳版では結局〈スカート〉にしてしまったのを、〈パレ〉とちゃんとカナン語にするというような所から始まって……ユーザ参加企画の参加者を増やすためにも、今月中に出したいんですけど。

彩音 > じっくりゆっくり待ってますv待つほどにいいものが手元に届きますからvv←ただのファン
ただの女の子のHPが写真があって声があるだけでファンがついたりしますからねえ・・。存在感って大事です。

手直しするところが多いとそれだけで気負っちゃいますよねえ・・。でも、がんばってください!!

池かなた > 「女の子ってのは、生きてるだけで貴重なんだ」ってのは、新井素子の作中にそんな台詞があったなあ。貴重、貴重。特に私にはとっても貴重だ。 『指輪』と『RPGamer』の新城カズマの記事を読んで、ちょっと架空世界へのやる気が増して増すんで、その勢いがあるうちに〜。
彩音 > 「生きてるだけで貴重」いいなあ、そんなことを言われたら「女でよかった」と思えちゃう(笑) そう!やる気があるうちってのが大事です!やる気ないと時間あってもソリティアにつぶしたりしちゃいます!(ぉい
池かなた > そうなんですよ。だから、今年は特に「年間25作品」を目指して、さくさくざっくりたくさん書いて行こうと思ってます。 いま書いてる短いのもそんなノリです。
いま書いてるのは、多分予告通り9日には載るはずです。

彩音 > 年間25作品・・でもなかなかできることじゃあないですよねえ。ほんと、こまごま感想も書いて、微力ながら応援させていただきますv
すごい更新速度・・。見習わなくては(汗)9日ですね。楽しみができましたv

池かなた > 一昨年、「年間50仕事」は楽々達成できたんですよ。細々した請負作業を全部カウントしたら、あっさりいけたんで、じゃあ今度は「作品でカウントしよう」と決めたら、去年は全然ダメで。今年こそ、って感じです。
彩音 > そういう目標があったらがんばれるかもしれませんね。私はとりあえず今うけているリクエストを書いてしまうことか・・(汗)
池かなた > 短いやつでネタができていて書いてないのが、いま……10こくらいあるから、それを端から片づけていって、それで仕事もきっちりこなしていけば、まあ25はクリアできる……と思ってるんですけどね。
彩音 > そしてアルバムディスクも完成!と(ぉ
池かなた > 私はもう、自分の才能に関してはなにも期待していないので、せめて数をこなして、技術を蓄積していこうと。目標は『コンテ千本切り』、富野カントクです。
完成! と……。……と。

いずれ、ご相談させていただくとして、できれば『Kiss〜』も完成の暁には……と思っているんですけどね。<もちろん著作権は彩音さんのものですから、私の希望は気にしないでください

彩音kissもですかっ!?・・・・が・・がんばりまつ・・。 才能おありにある人にそんなこといわれたら才能ない人はただ泣くだけですw
池かなた > うーん。それこそカントクと同じ言葉になってしまいますけど、もし私に才能が少しでもあるように見えるのなら、それはもう単純に長いこと技術礼賛で、蓄積をやってきたというだけのこと。
彩音 > なるほど・・。確かにそうですね。そういうものもあるかもしれないです。・・私もひたすら書きます!・・・書けてないですけど・・(涙)
池かなた > もちろん、そのあたりに自負がないではないですが、本当に才能のある人間……私の回りでは賀東招二とかには、技術論だけではまったく歯が立ちません。だから、まあせめて技術をね……と。
彩音 > 池様はやっぱり才能もおありになると思います(笑)人にすかれるのはある意味才能ですので。
池かなた > いろんなくららちゃんが、うちのカタログラインナップに並ぶ……、想像するだけで楽しいんですよね。もしよかったら、『Kiss〜』もそんな私の夢に協力してもらえたらうれしいなあって思うんですけど……
またよかったら誘ってくださいませ。
いつでも遊びに来ますので。おつかれさま〜
彩音 > 今日は本当にありがとうございました。お話できて本当に嬉しかったですvv



私の時間がきてしまってなんだか尻切れトンボのようになってしまったんですがまたお話させていただきたいですv
本当にありがとうございました♪